HOME > ブルガリア ダマスク・ローズ

ブルガリア ダマスク・ローズ

薔薇利用の歴史

薔薇の茂み バラは古来から多くの人々に愛されてきました。その美しさ、香り、 そして昔の人も薔薇にはいろんな効能があることを知っていたので、 古代ペルシャでは医薬として扱われてきました。

インドのアーユルヴェーダでも、ダマスクローズは身体を調整し、 よみがえらせる効果があると考えられており、とくに心臓、眼、および皮膚に有益だとされています。

中国でも現在でも、ハマナスという薔薇の花を血液強壮剤として、 気の流れるを助けるためなどに煎じて飲用に用いているそうです。

古代エジプトでは、バラを脂肪の中に浸して薔薇の香膏を作り、さまざまな皮膚病の治療に用いていました。 また頭痛の治療用にローズオイルを用いたジュースなども作っていました。

バラは西洋医学の伝統の中でも卓越した地位を占めていました。西洋医学の父ヒポクラテスは、早くも西暦前四世紀のころに、 『アナトリア』の中でオリーブ油に新鮮なバラを浸漬して「バラ油」をつくる方法を記しています。

ブルガリアとダマスクローズの出会い

ダマスクローズはもともとシリアのダマスカスからもたされたといわれ、このように呼ばれています。

最初にブルガリアダマスクローズをもたらしたのは、マセドンの守備隊の兵士だといわれています。 ベルギーの年代記は、1210人の改革運動家をエディルネの近くのバラが植わってる側で見たと言われていますが定かでは ありません。 Hajji Khalifa(トルコの地理学者および旅行者)は、彼がエディルネの近くで1652年で見たバラ園について記していました。

エディルネは1453年にコンスタンチノープルの征服の前にトルコの帝国の最初の首都であり、 長い間、最大の商業中心地でした。 エディルネ駐在のフランスの大使は1849年にローズオイルがエディルネ近郊 (正確にはカザンラク、スタラ・ザゴラ、カルロヴォおよびプロフディフで)生産されていたと記してます。 そしてその後その地方の土や気候が非常にダマスクローズにふさわしいことが判明しました。 それが今もバラの谷と呼ばれる地方です。

ブルガリア、300年以上の歴史と伝統

ダマスク・ローズ ブルガリアは豊かな自然に囲まれてます。「バラの谷」と呼ばれる地域は最高品質のローズオイルの産地として 世界的に有名です。チュニジアやモロッコで栽培されるバラよりも豊かな香りを持ち、 フランスを始め、ヨーロッパの香水や高級化粧品の原料として人気を集めています。

なぜブルガリアが世界一なのか? メロンと言えば夕張メロン、輸入マツタケよりやっぱり国産のマツタケ、 牛肉といえば松坂牛(これは植物ではありませんが・・・)、 同じ野菜でも産地によって味が違うように、同じダマスクローズも産地によって違います。 だから、ダマスクローズといえばブルガリアなのです。

含まれる成分の比率などが変わります。 ブルガリアの「バラの谷」はダマスクローズにとって恵まれた理想的な気候と土壌のため、 世界でも最高級のオイルになるのです。ブルガリアにはいくつか蒸留メーカーがございますが、こちらの蒸留メーカーでは無農薬、 ここ数年有機栽培をしております。また、ブルガリア政府はバラ産業に非常に力を入れているため、 厳しい基準を設けております。

こちらはブルガリア政府の認可を受け、ISO9001を取得した精油蒸留メーカーの商品になります。 もちろん高品質、安心してお使いいただけます。